教育センター・
教育委員会の声
覚えず、とにかく楽しむ。子どもとともに学ぶ英語教育。
浜松市立中瀬小学校では数年前より「知識構成型ジグソー法(2010年、東京大学三宅なほみ先生提唱)」による協働学習を取り入れ、ICT機器の活用やプログラミング教育にも積極的に取り組んできました。そして2017年、英語教育をモジュール形式にて実践し始めています。
学校現場の声
浜松市立中瀬小学校 教諭 中村さま 有谷さま 鈴木さま
どのようなきっかけで英語教育にモジュール型授業を取り入れようと思われたのですか?
まず前提として”小学校教員の大半は英語指導について学ぶことなく教員になっている”ということです。既に5、6年生では英語活動の授業は行われていましたが、上記の理由から高学年の担任になることへの抵抗感をもつ教員が多くいました。そして、更に新学習指導要領により、英語の授業が3、4年生にまで行うことが決まり、「教員の負担を極力減らす」「教員によって授業の質に差が出ない」「ALT任せにならない」「子どもとともに教員も英語に自信がもてる」の4つを満たす教育法や教材を探し始めたのがきっかけです。そこで出会ったのが英語のモジュール教材でした。教員が司会者の役割を果たしコンテンツを再生、少しの課題を与えて子どもに主体的に考えさせる。10 ~ 15分という短時間学習を朝自習や英語活動の授業内に取り入れることで、大きな負担を強いることなく一定の質を保った授業を校内で実現できることに魅力を感じました。
英語のモジュール型授業を行う上で心がけていることは何ですか?
何より授業の最初に『英語は楽しいものである』ということをはっきりと子どもに明言することです。初回の授業で、英語をこれから学ぶことを伝えると、多くの子どもから「えーっ、難しそう!!」と不安がる反応がありました。そこで「英語は覚えるものではなく楽しむもの」「その場を楽しんで積極的にコミュニケーションを取ればよい」と強調しました。そうすると子どもも自然と音楽に体を揺らしたり、口々に英語を復唱したりと各々のやりかたで楽しむようになりました。もちろん教員側もそのような雰囲気をつくるためにテンションを上げて授業に臨み、子どもの小さなつぶやきや気づきを聞き逃さないように注意するなどの心がけをしています。
EduMallで英語のモジュール授業を導入した理由をお聞かせください。
年間単位で契約できるので毎年、必要なレベルの教材を選定できる点が魅力です。また、ディスクパッケージでコンテンツを購入し、パソコンにインストールすると容量の関係で動きが重くなることが学校現場では珍しくありません。しかし、EduMallはオンライン配信サービスのためそのような心配がなく快適に使えることが大きな理由です。今後は英語以外のコンテンツも利用してみたいと考えています。